グリーフケアの集い パルタージュ メールマガジン 2月号

厳しい寒さが続く2月のはじまり。凛とした冬の空気の中で少しでも心温まるひとときをお届けできればと、『パルタージュ』を発行しております。

ともいき京都では、まだ遠い春を待ちながら、皆さまの悲しみに寄り添い、想いを分かち合える場をこれからも大切にしてまいります。

 

※『パルタージュ』とは、フランス語で「共有する、分かち合う」という意味です。


今月の一言メッセージ
「これからのとき 大切な方を亡くしたあなたへ」(財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団)の冊子より、毎月一言ずつメッセージをお届けします。
今月のおすすめの絵本

グリーフケアに役立つ絵本を毎月ご案内します。一度手にとってご覧ください。

 

今月のおすすめの絵本は『かぜのでんわ』です。

 

つたえて、あのひとに・・・
岩手県大槌町にある「風の電話」。線はつながっていない・・。電話にこめられた「想い」を絵本に。

山の上に置かれた電話。だれもが自由に使えて、今はそばにいない人と話すことができます。でも実はそれは電話線のつながっていない電話でした。
岩手県大槌町に東日本大震災のあと設置された風の電話ボックスをモデルにした絵本。

自分でできるグリーフケア
太極拳は中国の長い歴史の中で、古来より伝承されてきた健康法をもとに発展してきたものです。

日本では中国の太極拳を基本にした楊名時(ようめいじ)太極拳が六十年前に創始され、広く普及してきました。

その健康効果は、最近の研究でも実証され、血流の増加によるストレス対処力の強化、ポジティブ感情の増加などの効果があり、太極拳は最適の有酸素運動であると定義づけられています(飯田健次先生)。

妻が逝って六年、二人同時に太極拳を習い始め、自宅でも並んで稽古していました。私は一人ですが、今も毎日妻と一緒に稽古しています。グリーフ(悲しみ)は変わりませんが、太極拳をしていると無心になり、呼吸と動作を連動することでマインドフルの状態になります。決して難しくはありません。継続して太極拳をやってみませんか?

 

担当:池田義徳(日本健康太極拳協会)

ご遺族が思いをともに分かち合う集い
がんなどで大切な人を亡くされた方が、日々の生活のなかではなかなか話すことのできない思いを分かち合う少人数の集い『パルタージュ』を開催します。あなたの経験やお気持ちを話してみませんか。
日時:2025年2月14日(金)10:45~12:15
場所:風伝館
〒602-8024
京都府京都市上京区室町通丸太町上る大門町253番地 
参加費:無料
定員:6名(事前予約制)
           予約は2025年2月11日(火)18時〆切
スタッフからの一言

 

1月の『パルタージュ』。ろうそくの柔らかな光が場を包み込み、参加者一人ひとりの悲しみとそこから生まれる優しさが深く響くひとときでした。その温もりが、皆を静かに支え合う力になっていると感じました。次回は2月14日です。K.T

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