日本では中国の太極拳を基本にした楊名時(ようめいじ)太極拳が六十年前に創始され、広く普及してきました。
その健康効果は、最近の研究でも実証され、血流の増加によるストレス対処力の強化、ポジティブ感情の増加などの効果があり、太極拳は最適の有酸素運動であると定義づけられています(飯田健次先生)。
妻が逝って六年、二人同時に太極拳を習い始め、自宅でも並んで稽古していました。私は一人ですが、今も毎日妻と一緒に稽古しています。グリーフ(悲しみ)は変わりませんが、太極拳をしていると無心になり、呼吸と動作を連動することでマインドフルの状態になります。決して難しくはありません。継続して太極拳をやってみませんか?
担当:池田義徳(日本健康太極拳協会)