パルタージュ  メールマガジン 2025年5月号

新緑がまぶしく、初夏の陽ざしに季節の移ろいを感じる頃となりました。
ゴールデンウィークの真っ只中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今月も、グリーフにそっと寄り添うひとときを願いながら、『パルタージュ』メールマガジンをお届けいたします。  

 

『パルタージュ』では、グリーフケアに関する情報をお届けしながら、皆さまの悲しみに寄り添い、想いを分かち合える場をこれからも大切にしてまいります。

※『パルタージュ』とは、フランス語で「共有する、分かち合う」という意味です。

今月の一言メッセージ
「これからのとき 大切な方を亡くしたあなたへ」(財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団)の冊子より、毎月一言ずつメッセージをお届けします。
今月のおすすめの絵本

グリーフケアに役立つ絵本を毎月ご案内します。一度手にとってご覧ください。

 

今月のおすすめの絵本は『かなしみがやってきたら きみは 』です。

かなしみは とつぜん くることがあるよ
きみのあとを ついて まわって
ぺったり くっついて きたりして――

だれにでもやってくる「かなしみ」。いきができなくなる「かなしみ」。きみをのみこんでしまう「かなしみ」
そんなきもちにそっとよりそう、とっておきの絵本。子どもから大人まで。

自分でできるグリーフケア
ふと空を見上げたら、夕焼けがきれいだった―そんな瞬間、ありませんか?

悲しみの中にいると、心が落ち着かなくて、ぼんやりしたりもやもやしたりすることがあります。時には「この先どうしよう」「もっとこうしておけばよかった」と、不安や後悔にとらわれてしまうこともあります。そんなとき、「今、このとき」に意識を向けることが、助けになることがあります。

例えば、深呼吸をして夕焼けをただ静かに見てみる。昼と夜の間で美しく染まる空、ゆっくりと流れる雲。言葉にしなくても、ただ「きれいだな」と感じるだけで、自分の心とつながる時間になります。

夕焼けは、今日のあなたをそっと包んでくれるような存在。何かを頑張らなくてもいい、自分にやさしくする時間。悲しみを抱えたままでも、ほんのひととき心がゆるむ。そんな時間はきっと、心を守る力になります。

 

担当:木原歩美

ご遺族が思いをともに分かち合う集い
がんなどで大切な人を亡くされた方が、日々の生活のなかではなかなか話すことのできない思いを分かち合う少人数の集いを開催します。あなたの経験やお気持ちを話してみませんか。
日時:2025年5月9日(金)18:00~19:00
場所:Gallery Café ピレネー通り

〒604-8202 

京都市中京区衣棚通姉小路下る突抜町134

シェモア御池衣棚103

参加費:ワンドリンク制
定員:6名(事前予約制)
           予約は2025年5月6日(火)18時〆切
スタッフからの一言
この季節、外を歩くと木々の緑に元気をもらえるような気がします。
とはいえ、気温の変化もあって、体も心も少し疲れやすい頃かもしれませんね。 このメルマガが、ふと立ち止まるきっかけや、心がちょっとゆるむ時間になればうれしいです。  どうぞ、無理のないペースで、心穏やかな日々をお過ごしください。 K.T.
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下京区, 京都市, 京都府, Japan