9月に入りましたが、まだ夏を思わせる暑い日が続いています。
皆さま、ご体調にはお変わりありませんか。
『パルタージュ』では、グリーフケアに関する情報をお届けしながら、皆さまのお気持ちに寄り添い、
想いを分かち合える場を大切にしてまいります。
今月も、小さなあたたかさや優しさを見つけるきっかけとなりますように。
※『パルタージュ』とは、フランス語で「共有する、分かち合う」という意味です。
両親の死で、7歳のネリーは幼い弟妹と別れて引き取られる。
そこで温かく迎えられ、週末には3人一緒に過ごせるようになるが…。
両親を亡くした幼い3人姉弟に周囲は温かい。
しかし、優しさに触れれば触れるほど、何かの瞬間に甦る喪失感は深くなってしまう。
その悲しみを乗りこえた時、人は大きく成長します。柳田邦男氏、渾身の翻訳絵本第3弾
悲しみの中にいると、心も体も力が入らなくなることがあります。そのような時でも、日々の生活は静かに続いていきます。
どうしても手が止まってしまう時には、大きなことをしようとしなくても大丈夫です。例えば、「暮らし」の中にある音や香り、景色に少しだけ意識を向けてみませんか。
台所の冷たい水の感触。洗濯機のリズミカルな音。炊き立てのご飯の香り。窓の向こうに広がる空。
こうした小さな感覚に気づくだけで、頭の中を占める思いや不安が、ほんの少し和らぐことがあります。そして、止まっているように感じていた「暮らし」が、確かに前へ進んでいることに気づくこともあるでしょう。
無理せず今日もあなたのペースで。
担当 木原歩美(医師/心理士)
京都市中京区衣棚通姉小路下る突抜町134 シェモア御池衣棚103
知人が送ってくれた人差し指にとまるトンボの動画。
懐かしさとともに、なんだか優しい気持ちになりました。
ほっと、心がなごむ瞬間に惹きつけられながら…
今日を穏やかに過ごせますように。 E.M