パルタージュ  メールマガジン 2025年9月号

9月に入りましたが、まだ夏を思わせる暑い日が続いています。

皆さま、ご体調にはお変わりありませんか。

 

『パルタージュ』では、グリーフケアに関する情報をお届けしながら、皆さまのお気持ちに寄り添い、

想いを分かち合える場を大切にしてまいります。

 

今月も、小さなあたたかさや優しさを見つけるきっかけとなりますように。

※『パルタージュ』とは、フランス語で「共有する、分かち合う」という意味です。

今月の一言メッセージ
「これからのとき 大切な方を亡くしたあなたへ」(財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団)の冊子より、毎月一言ずつメッセージをお届けします。
今月のおすすめの絵本

両親の死で、7歳のネリーは幼い弟妹と別れて引き取られる。

そこで温かく迎えられ、週末には3人一緒に過ごせるようになるが…。

両親を亡くした幼い3人姉弟に周囲は温かい。

しかし、優しさに触れれば触れるほど、何かの瞬間に甦る喪失感は深くなってしまう。

その悲しみを乗りこえた時、人は大きく成長します。柳田邦男氏、渾身の翻訳絵本第3弾

自分でできるグリーフケア
暮らしの中のやさしいひととき

悲しみの中にいると、心も体も力が入らなくなることがあります。そのような時でも、日々の生活は静かに続いていきます。

どうしても手が止まってしまう時には、大きなことをしようとしなくても大丈夫です。例えば、「暮らし」の中にある音や香り、景色に少しだけ意識を向けてみませんか。

 

台所の冷たい水の感触。洗濯機のリズミカルな音。炊き立てのご飯の香り。窓の向こうに広がる空。

 

こうした小さな感覚に気づくだけで、頭の中を占める思いや不安が、ほんの少し和らぐことがあります。そして、止まっているように感じていた「暮らし」が、確かに前へ進んでいることに気づくこともあるでしょう。

 

無理せず今日もあなたのペースで。

 

担当 木原歩美(医師/心理士)

ご遺族が思いをともに分かち合う集い
がんなどで大切な人を亡くされた方が、日々の生活のなかではなかなか話すことのできない思いを分かち合う少人数の集いを開催します。あなたの経験やお気持ちを話してみませんか。
日時:2025年9月12日(金)18:00~19:30
場所:Gallery Café ピレネー通り
 〒604-8202 

京都市中京区衣棚通姉小路下る突抜町134 シェモア御池衣棚103

参加費:ワンドリンク制
定員:6名(事前予約制)
           予約は2025年9月11日(木)12時〆切
スタッフからの一言

 

知人が送ってくれた人差し指にとまるトンボの動画。

懐かしさとともに、なんだか優しい気持ちになりました。

ほっと、心がなごむ瞬間に惹きつけられながら…

今日を穏やかに過ごせますように。 E.M

次回の配信日は10月3日(金)になります。
NPO法人ともいき京都の活動情報は下記よりご確認ください!

下京区, 京都市, 京都府, Japan