10月に入り、ようやく秋を感じるようになってきましたが、例年になく長く続いた猛暑でお疲れは出ていないでしょうか。そんな季節の変わり目に、本日もパルタージュをお届けいたします。
『パルタージュ』では、グリーフケアに関する情報をお届けしながら、皆さまのお気持ちに寄り添い、
想いを分かち合える場を大切にしてまいります。
今月も、小さなあたたかさや優しさを見つけるきっかけとなりますように。
※『パルタージュ』とは、フランス語で「共有する、分かち合う」という意味です。
遠くへ旅立ってしまった大切な人は、命の船に乗って、雲の上に行き、楽しく過ごしながら、あなたのことを見守っています。そして、どんどん元気になって、どんどん若くなって、赤ちゃんになって、雲の上からまた旅だっていくのです。「死」と「再生」を描く、感動の絵本です。
命はめぐり、つながっていく
かなしみの色は、どんな色? それは、夜明けまえの深いブルー。でも、やがて虹色に変わり、新しいいのちを生みだすのです。
天国とつながるポスト
関西学院大学悲嘆と死別の研究センターでは、2024年10月に福井県敦賀市に「天国とつながるポスト」を設置しました。現時点で250通を超える手紙が全国から寄せられています。大切な人に届けることのできなかった言葉や伝えたい思いを「天国へのポスト」へ、亡き人は今の自分にどのような言葉を紡いでくれるかなと想像した言葉を「天国からのポスト」へ投函することができます。
集まった手紙は「天国とつながるお手紙展」として全国を巡回しています。「天国とつながるポスト」が、遺された人それぞれの想いを大切にし、互いに支え合える社会を実現するきっかけになることを願っています。
先日、毬栗をいただきました。やがていがが割れて中の栗を味わえる日が来るのかなと淡い期待を抱きつつ…今は秋の風情を味わっています。秋の虫の声や爽やかな風を感じながら、今日も穏やかな一日となりますように M.K