パルタージュ  メールマガジン 2025年11月号

秋が深まり、木々の葉が色づく季節となりました。
街を歩くと、ふとした風の香りや夕暮れの光の中に、誰かとの記憶がよみがえることがあります。

『パルタージュ』は、そんな日常のなかにある小さなあたたかさや優しさを見つけ、その瞬間を「分かち合う」ことで、誰かの心を少しでも支えられたらという思いでお届けしています。

 

※『パルタージュ』とは、フランス語で「共有する、分かち合う」という意味です。

今月の一言メッセージ
「これからのとき 大切な方を亡くしたあなたへ」(財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団)の冊子より、毎月一言ずつメッセージをお届けします。
今月のおすすめの絵本

天国のおとうちゃん、元気にしてますか。

幼いころに亡くした父との、少ないけれど大切な思い出。

人気絵本作家、長谷川義史が描く、

温かいユーモアで包み込まれた父と子の交流が、心にしみ渡る1冊です。

実際の経験をもとに描かれたという作者の言葉は、とても力強く頼もしいメッセージを伝えてくれます。子どもにとって好きな人というのは、ちゃんと心の中で生きているという事を教えてくれるのです。

地域文化と響き合うグリーフケア
東北グリーフサポート 

私たち東北グリーフサポートは、宮城県仙台市を中心にグリーフサポート活動を実践している者が集まった任意団体です。

情報を必要としている方に届くよう2024年8月に「仙台宮城グリーフサポートマップ」を発行し、これまで10,000部を病院や公共施設、葬儀場などで配布しています。

 

誰もがグリーフを経験する側にも、支援する側にもなりますが、グリーフに関する知識が十分に浸透しているとは言えず、大切な方とお別れした時に思い出して欲しいこととして、地域には様々なグリーフサポート活動があること、死別後の心身の変化にどう対応したらよいのかをお知らせするために2025年6月には「グリーフ・フェス」を開催しました。

亡き人を想いながら音楽やアート体験の時間もあり、会場内のあちこちで温かい対話がありました。

 

会員同士で引き続き情報交換や勉強会をしながら、地域のグリーフ活動に貢献していきたいと考えています。

 

代表 佐藤悠子 

ご遺族が思いをともに分かち合う集い
がんなどで大切な人を亡くされた方が、日々の生活のなかではなかなか話すことのできない思いを分かち合う少人数の集いを開催します。あなたの経験やお気持ちを話してみませんか。
日時:2025年11月14日(金)18:00~19:30
場所:Gallery Café ピレネー通り
 〒604-8202 

京都市中京区衣棚通姉小路下る突抜町134 シェモア御池衣棚103

参加費:ワンドリンク制
定員:6名(事前予約制)
           予約は2025年11月13日(木)12時〆切
スタッフからの一言

日が短くなり、夜の時間が長く感じられる季節になりました。
そんな中で、灯りをともすように、誰かを思い出す瞬間があります。思い出すことは、悲しみを呼び起こすだけでなく、その人が今も自分の中に生きていることを確かめる時間でもあります。
大切な人との「つながり」を感じて過ごしていただけますように。K.T

次回の配信日は12月5日(金)になります。
NPO法人ともいき京都の活動情報は下記よりご確認ください!

下京区, 京都市, 京都府, Japan